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オアハカの行き方と回り方|メキシコシティからの飛行機とバス・モンテ・アルバン・イエルベ・エル・アグア・市場と祭り【2026年】

オアハカのサント・ドミンゴ教会

オアハカは、メキシコシティから飛行機で約1時間、バスなら6〜7時間の、先住民文化と食の町です。旧市街とサポテカの都モンテ・アルバンは1987年にまとめて世界遺産に登録され、郊外には石の滝イエルベ・エル・アグア、ミトラ遺跡、トゥーレの木が日帰り圏に並びます。7月のゲラゲッツァ、11月初めの死者の日、12月23日のラバネの夜には人が集まり、2026年の死者の日は1週間で10万人以上が訪れました。一方で、教員組合の道路封鎖が繰り返され、2026年は空港への道が何度もふさがれています。この記事では、行き方、旧市街と郊外の回り方と料金、市場と食、季節の祭り、治安と封鎖への備えを、INAH・ユネスコ・現地報道・外務省の情報で整理します。

  • 行き方は飛行機が基本。メキシコシティからビバやボラリスが飛び、空港から旧市街まで約20分。外務省は都市間の移動にできるだけ飛行機を勧め、オアハカ行きの夜行バスで日本人が強盗に遭った例を挙げています。
  • 遺跡と博物館は外国人210ペソ。モンテ・アルバン、ミトラ、オアハカ文化博物館(サント・ドミンゴ修道院)はいずれも INAH の外国人料金210ペソ(2026年)。イエルベ・エル・アグアは通行料20ペソと入場料50ペソで、現金のみ。
  • 祭りの時期は宿が埋まる。2026年は死者の日のピーク(10月31日)にホテル稼働率96%、ゲラゲッツァ期間は89%でした。
  • 道路封鎖に予備の時間を。教員組合(CNTE第22支部)が2026年5〜6月に空港への道を繰り返し封鎖し、乗客が約2km歩いた日もありました。飛行機の日は早めに出てください。
目次

行き方:飛行機・バス・空港から旧市街

手段所要・料金(2026年)出典
国内線(メキシコシティ国際空港 AICM → オアハカ)約1時間。ビバ公式の11月の片道最低運賃は217〜5,313ペソ+空港使用料611ペソViva 公式、11月4日確認
国内線(フェリペ・アンヘレス空港 AIFA ↔ オアハカ)ボラリス公式でオアハカ→AIFA 片道 1,681〜2,943ペソ(11月〜2月)Volaris 公式
長距離バス(ADO・AU・ADO GL・OCC)約6〜7時間、365km。AU 650ペソ〜、ADO 963ペソ〜、ADO GL 1,250ペソ〜。1日69便以上。発着は東バスターミナル TAPO(地下鉄1号線サン・ラサロ駅)などInfobae México、2026年6月
空港 → 旧市街約20分。乗合バンとタクシーは空港の窓口で前払い。料金は公的な案内が見つからず、窓口で確認Volaris 公式

バスで行く場合、外務省は「陸路で同州に赴く場合には、昼間に有料高速道路を使用するとともに、不用意に山間部を通行することは避けてください」と書いています。メキシコシティ発の昼行の便を選んでください。メキシコシティ側の空港と宿の選び方はメキシコシティのどこに泊まるかの記事に、費用の全体像はメキシコ旅行の費用の記事にまとめています。

旧市街:世界遺産の町を歩く

オアハカのサント・ドミンゴ教会
旧修道院にオアハカ文化博物館が入るサント・ドミンゴ教会(写真:PIXTA)

ユネスコの登録名は「オアハカ歴史地区とモンテ・アルバン遺跡」(1987年、登録基準 i・ii・iii・iv)。町は1529年にアンテケラとして建設され、1872年にオアハカ・デ・フアレスと改名されました。1,200件の歴史的建造物が目録に載っています(ユネスコ)。歩いて回れる広さで、ソカロ(中央広場)から北へ延びる歩行者通り「アンダドール」(マセドニオ・アルカラ通り)を進むと、サント・ドミンゴ教会と旧修道院に着きます。

  • オアハカ文化博物館。旧サント・ドミンゴ・デ・グスマン修道院の中にあり、モンテ・アルバンの墓から出た金細工などを展示しています。外国人210ペソ、メキシコ人105ペソ、開館は火〜土の10〜16時(INAH。案内には日曜無料の記述もあり、曜日は現地で確認を)。
  • 夜の旧市街。ソカロとアンダドール周辺は夜まで人通りがありますが、外務省はオアハカ州を「全般的に治安が悪い状況が続いて」いると書いています。夜は大通りを歩き、遅い時間はタクシーで戻るのが無難です。

モンテ・アルバン:丘の上のサポテカの都

紀元前500年から紀元850年ごろまで栄えたサポテカの都で、丘を削って造った南北300mの大広場を基壇と神殿が囲みます(ユネスコ)。入場料は外国人210ペソ、開園は毎日8〜17時で最終入場16時、敷地内の博物館も入場料に含まれます(INAH、adn40)。旧市街からはフランシスコ・ハビエル・ミナ通りの事務所などから出るシャトルが往復120〜150ペソ、所要20〜30分で、午前から昼過ぎにほぼ1時間ごと。路線バス(R37・R54)は8〜10ペソと安い代わりに、入口の約3km手前で降りて上り坂を歩きます(adn40、2026年9月)。日陰が少ないので、帽子と水を持って朝のうちに行ってください。

郊外の日帰り:イエルベ・エル・アグア、ミトラ、トゥーレの木

場所料金・時間行き方
イエルベ・エル・アグアサン・ロレンソ・アルバラダスの通行料20ペソ+入場料50ペソ(現金のみ、ATM なし)。9〜17時オアハカから緑の「ミトラ」行きバスで約1時間(20〜25ペソ)、ミトラから乗合のピックアップで約45分(75ペソ、12人集まると出発)+地域の通行料15〜20ペソ
ミトラ遺跡外国人210ペソ。毎日8〜17時、最終入場16時30分オアハカから「ミトラ」行きバスで約1時間
トゥーレの木敷地内は25ペソ前後(公的な料金表は未確認)。外からは無料で見られるミトラ行きバスの途中、オアハカから約10km

石の滝イエルベ・エル・アグアは、サン・ロレンソ・アルバラダスとサン・イシドロ・ロアギアの二つの共同体の土地争いで、2005〜2007年と2021年に閉鎖されたことがあります(El Universal Oaxaca、Quadratín)。2026年に閉鎖の報道はありませんが争いは解決しておらず、Infobae は前日に地元の旅行会社に確認するよう勧めています。景色と温泉プールの話はイエルベ・エル・アグアの記事に。1日で回るなら、トゥーレの木→ミトラ→イエルベ・エル・アグア→メスカルの蒸留所という組み合わせのツアーが一般的です。

市場と食:モーレ、トラユーダ、炭火焼きの通り

  • 7つのモーレ。黒(ネグロ)、赤(ロホ)、コロラディート、黄(アマリージョ)、緑(ベルデ)、チチロ、マンチャマンテレス。「曜日ごとに1種類」と言われます(イダルゴ州立自治大学の学術誌)。
  • 11月20日市場の「煙の通路」。ミゲル・カブレラ通りの入口から入ると、薪の焼き台を並べた小さな店が続きます。先に肉を選んで頼むと席が割り当てられ、席料は飲み物を頼む形で払い、トルティーヤや野菜は別売り。チョリソ・セシーナ・タサホの盛り合わせが150ペソほど、1人100〜200ペソが目安です(El Financiero)。
  • トラユーダ。大きなトルティーヤに豆と肉、チーズを載せて焼くオアハカの名物で、2025年末に市内と周辺で10ペソ前後値上がりしました(Excélsior)。
  • チャプリネスとメスカル。バッタの素揚げは市場の定番で、詳しくはチャプリネスの記事に。メスカルの蒸留所は、「世界のメスカルの首都」と呼ばれるサンティアゴ・マタトラン(オアハカから約45分)周辺に集まります。

祭りと季節

時期祭り2026年の様子
7月の月曜2回ゲラゲッツァ(丘の上の講堂で州8地域の踊り)7月20日と27日、各10時と17時の2回公演。A・B席は有料、C・D席は無料・先着順。来訪者14万8千人超、ホテル稼働率89%(Por Esto!、La Razón)
10月末〜11月2日死者の日10月26日〜11月3日に100以上の行事、旧市街に巨大な祭壇30基。来訪者103,725人、10月31日の稼働率96%(州観光庁、Entidad Oaxaca)
12月23日ラバネの夜(大根の夜)ソカロで大根を彫った作品を競う(メキシコ観光省)
5〜6月〜9月雨季2026年は5月中旬に雨季入り。降水のピークは6〜9月(CONAGUA)

ゲラゲッツァのチケットと無料席の取り方はゲラゲッツァの記事に、死者の日の過ごし方は死者の日の記事にまとめています。祭りの時期に行くなら、宿は数か月前に押さえてください。ホテル協会は死者の日について「10月20日より前は稼働50%程度、直前に90〜95%、ピークは100%」と見込んでいました(Primera Línea、2026年10月)。

治安と道路封鎖

外務省の危険情報(2026年4月8日更新)でオアハカ州はレベル1「十分注意してください」です。本文には「国内でも高い貧困率を抱え、殺人・恐喝の増加をはじめとして、全般的に治安が悪い状況が続いており、改善の兆しはありません」「CNTE(教育労働者全国協議会)の勢力が強く、同団体が抗議活動として度々道路封鎖等を行っています」とあります。2026年は5月26日、6月3日、6月17日に空港への道や入口が封鎖され、6月3日は乗客が約2km歩いて空港へ向かいました(Infobae、El Financiero、Por Esto!)。10月16日にも24時間ストで高速道路の出口と空港の交差点がふさがれています。

  • 飛行機の日は3時間以上前に出る。封鎖は朝から始まることが多いので、地元紙やホテルで当日の状況を聞いてください。
  • ソカロのデモに近づかない。教員組合の座り込みが広場で続くことがあります。
  • 夜行バスを避ける。メキシコシティや海岸との移動は昼間に。全国共通の注意はメキシコ旅行の治安と持ち物の記事に。

海岸へ足をのばす:プエルト・エスコンディード

2024年2月に開通した高速道路(バランカ・ラルガ〜ベンタニーリャ、104.3km)で、オアハカ市からプエルト・エスコンディードは約2時間半になりました(Crónica、El Universal)。乗用車の通行料は2026年4月から490ペソです(TV Azteca)。開通時点で未完成の箇所が残り、別の路線(ミトラ〜テワンテペク)では2025年6月にトンネルで落石があったので、出発前に道路情報を確認してください。メキシコシティからはビバとボラリスがプエルト・エスコンディードへ直行便を飛ばしています。

日程の組み方(編集部の目安)

オアハカに3泊すれば、1日目に旧市街と市場、2日目の朝にモンテ・アルバン、3日目にトゥーレの木・ミトラ・イエルベ・エル・アグアを回れます。メキシコシティ(2〜3泊)と組み合わせて全体7日間、海岸を足すなら10日間が目安です。

予約のしかた

① 現地ツアー(郊外の日帰り・料理教室)

イエルベ・エル・アグアとミトラは乗り継ぎが多く、乗合トラックは人が集まるまで出ないので、送迎つきの日帰りツアーが効率的です。モーレの料理教室や市場ツアーも人気です。

航空券を予約サイトで探す

② 航空券(日本〜メキシコシティ〜オアハカ)

日本からメキシコシティまでは直行便があり、国内線は別に取ると安く済みます。安い時期はメキシコ航空券の記事に。

ホテルを予約サイトで探す

③ ホテル(旧市街)

サント・ドミンゴ教会からソカロのあいだに泊まると、どこへでも歩けます。祭りの時期は早めに。

現地ツアーを予約サイトで探す

④ 日本発の添乗員付きツアー

オアハカに泊まるメキシコ周遊の添乗員付きツアーは、目利き旅のメキシコツアー比較ページで日数と予算から比べられます。

行く前に必ず確認すること

  • 外務省の危険情報。オアハカ州はレベル1(2026年4月8日更新)。出発前に外務省 海外安全ホームページで最新の情報を確認してください。
  • 道路封鎖。空港へ向かう日と、郊外へ行く日は、地元紙で当日の封鎖を確かめてください。
  • イエルベ・エル・アグアの開閉。共同体の争いで閉まることがあります。前日に確認を。
  • 現金。市場、乗合バス、郊外の入場料は現金です。
  • 標高と日差し。オアハカ市は標高約1,550m、モンテ・アルバンは丘の上で日陰が少なく、日差しが強い場所です。

出典

トップの写真:Roman Bonnefoy / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

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