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イースター島(ラパ・ヌイ)の行き方・入島の手続き・国立公園の入場料100ドルとモアイの回り方【2026年】

ラノ・ララクの斜面に立つモアイ

イースター島(ラパ・ヌイ)へは、サンティアゴから1日2便・約5時間半の直行便だけが入口です。入島には無料のオンライン登録(FUI)と、30日以内の往復航空券、政府登録の宿の予約が要ります。国立公園の入場券は2025年10月1日から外国人100ドル(それまで80ドル)に上がり、有効期間は10日間、ラノ・ララクとオロンゴには1回しか入れません。主要な遺跡は認定ガイドの同行が義務で、2025年10月からはガイド1人に観光客15人までの決まりも始まりました。この記事では、入島の手続き、公園の料金と決まり、サンティアゴからの便、島内の回り方、2027年のタパティ祭、気候を、チリ政府・公園を管理する先住民共同体マウ・ヘヌア・国営観光サイト・現地報道の情報で整理します。

  • 入島は3点セット。内務省のサイトで FUI(入島票)を登録(無料)、30日以内に戻る本人名義の往復航空券、国家観光庁(SERNATUR)登録の宿の予約。出発空港で捜査警察(PDI)に見せます。
  • 公園は100ドル・10日間・ガイド必須。外国人大人100ドル、子ども40ドル。公式サイトでオンライン購入し、各遺跡の入口でパスポートと一緒に見せます。ラノ・ララクとオロンゴは1回だけ。
  • 飛行機はラタムのサンティアゴ便だけ。1日2便、約5時間半。タヒチ便は2021年を最後に止まったままです。日本からはサンティアゴまで乗り継ぎで丸1日以上かかります。
  • 2027年のタパティ祭は1月30日〜2月12日(予定)。島最大の祭りで、宿は数か月前に埋まります。1〜3月が乾季です。
目次

入島の手続き:FUI と「30日ルール」

2018年8月1日に施行された「ラパ・ヌイ居住・滞在法」(法律21.070)で、観光客の滞在は最長30日になり、入島票 FUI(Formulario Único de Ingreso)の提出が義務になりました(内務省)。政府の手続き案内サイト ChileAtiende(2026年1月更新)によると、観光客に必要なのは次の3つです。

  • FUI の登録。内務省のサイト ingresorapanui.interior.gob.cl でオンライン登録。費用はかかりません。
  • 往復航空券。本人名義で譲渡不可、帰りの便が往路から30日以内であること。
  • 宿の予約。SERNATUR に登録された宿泊施設の予約(住所入り)。島民の招待で泊まる場合は、州の役所の番号が入った招待状。

これらをサンティアゴの空港で捜査警察(PDI)に見せ、見せられないと搭乗できません。30日の延長は不可抗力の場合だけです。2025〜2026年に要件が変わったという公的発表はありませんでした。

国立公園の入場券:100ドル・10日間・1回だけの場所

区分料金(2025年10月1日から)それまで
外国人 大人100ドル80ドル
外国人 子ども40ドル40ドル
チリ人 大人40,000ペソ20,000ペソ
チリ人 子ども20,000ペソ要確認
  • 値上げの経緯。公園を国と共同管理する先住民共同体マウ・ヘヌアが2025年5月17日の住民集会(賛成404・反対130)で決め、5月19日に発表、10月1日から適用。目的は遺跡の保全、監視の強化、雇用です(マウ・ヘヌアのコミュニケ、Easter Island Travel)。
  • 有効期間は10日。最初に遺跡に入った日から連続10日間、公園内12か所の指定サイトに有効。個人名義で譲渡不可、各入口でパスポートと一緒に見せます。返金不可(公式販売ページ)。
  • 1回しか入れない場所。モアイの採石場ラノ・ララクと、鳥人儀礼の村オロンゴ。日程の前半に天気の良い日を選んで行くのが鉄則です。
  • 買い方。公園公式サイト rapanuinationalpark.com から販売ページへ。公式の案内はオンライン購入が基本で、ハンガ・ロアのマウ・ヘヌア窓口での対面販売は現地の旅行会社が案内しているだけなので、事前に買っておくのが確実です。
  • 罰則。モアイやアフ(祭壇)に触れる・登る、火を使う、キャンプ、ペット、無許可のドローンは禁止で、罰金は5〜100 UTM(公園公式)。外務省の安全対策基礎データも「モアイ像に乗ったり傷つけたりした場合は逮捕され最高5年の懲役刑」と書いています。2026年4月には、チケットなしで時間外にラノ・ララクの立入禁止区域に入って転落した米国人旅行者が400万ペソの罰金を払い、島から退去させられました(Meganoticias)。

行き方:サンティアゴから1日2便、日本からは乗り継ぎで

日の出のアフ・トンガリキのモアイ
島最大の祭壇アフ・トンガリキ。日の出の約1時間前に着くのが定番(写真:PIXTA)
  • サンティアゴ〜イースター島(マタベリ空港 IPC)。ラタム航空の直行便だけで、所要約5時間30分(国営観光サイト Chile Travel)。2025年10月の経済紙は「現在サンティアゴから1日2便」と報じています(Diario Financiero)。タヒチ(パペーテ)経由は2021年9月を最後に運航がなく、2026年の再開の発表もありません。
  • 運賃。日と季節で大きく変わり、2月のタパティ祭と年末年始が最も高くなります。公式サイトで日付を入れて確かめてください。
  • 日本から。直行便はなく、北米(ロサンゼルス、ニューヨーク、ダラスなど)で乗り継いでサンティアゴへ。JAL の公式サイトではサンティアゴ行きの往復が408,640円からの表示でした(2026年11月確認)。サンティアゴで1泊して翌朝の便に乗るのが普通で、日本〜島は片道2日かかります。
  • 日数。公園券の10日を使い切る必要はなく、島に3〜4泊で主要な遺跡は回れます。日本からは往復の移動だけで4日かかるので、全体で8〜9日が目安です(編集部の目安)。

島内の回り方:ガイド必須の場所と、自分で行ける場所

交通はすべてハンガ・ロアの町が起点で、レンタカー(四輪駆動が勧められています)、バイク、自転車の貸し出しがあります。ただし主要な遺跡は認定ガイドの同行が義務なので、国営観光サイトも「ガイド付きツアーが最も簡単」と案内しています。ラノ・ララク、オロンゴ、ラノ・カウは「認定ガイドと一緒か、ツアーの一員としてのみ入場可」(Chile Travel、2026年1月更新)。マウ・ヘヌアは2025年10月1日から、混雑する遺跡(ラノ・ララク、トンガリキ、アナケナ、オロンゴなど)でガイド1人につき観光客15人までの決まりを段階的に始め、洞窟は8人までです(マウ・ヘヌア、2026年8月)。タハイとアナケナ浜はガイドなしで行けると現地の旅行会社は案内していますが、公的な記述は確認できませんでした。

場所見どころ行く時間
ラノ・ララクモアイの採石場。約400体が未完成のまま、半身を埋めて立つ。火口湖も日中。入場は1回だけ
アフ・トンガリキ島最大の祭壇に15体が並ぶ。日の出の約1時間前に着くのが定番日の出
アナケナ白砂のビーチとアフ・ナウ・ナウ。町から約17km午後
オロンゴとラノ・カウ火口縁の儀式村と鳥人儀礼のペトログリフ。空港から約5km日中。入場は1回だけ
アフ・アキビ内陸で唯一、海を向く7体日中
タハイ町に最も近い複合遺跡。夕日の名所日没

火災には注意が要ります。2022年10月の山火事でラノ・ララク周辺の100ヘクタール超が焼け、222体のモアイが影響を受けました(Forbes Chile)。2024年10月、2025年5月、2026年3月にも公園内や周辺で火災があり、2026年3月はラノ・カウ地区で20ヘクタール超が焼けました(BioBioChile)。乾季は特に火気厳禁です。

タパティ祭と、島の混み方

島最大の祭り「タパティ・ラパ・ヌイ」は毎年2月上旬の2週間で、2027年は第59回として1月30日(土)〜2月12日(金)の予定と現地の旅行会社が伝えています。主催者の公式発表はまだなく、公式の情報源はインスタグラムの @tapatirapanui です。ハンガ・ロアの宿は祭りの数か月前に満室になる施設が多く、サンティアゴ便も限られるので、行くなら2026年中に押さえてください。

2025年の公園の来訪者は132,203人で過去最多(前年比26.6%増)、増加の半分以上はチリ国内客でした。7〜9月はチリ人、10〜3月は外国人が多い2つの繁忙期があります(マウ・ヘヌア)。定住人口約8,700人の島に最大6,500人の観光客が滞在し、水と電力は米州開発銀行の支援で改修が進んでいます。法律21.070 は水・下水・電力・廃棄物など21の指標で島の収容力を測り、飽和と判断されれば入島を制限できる仕組みですが、2026年11月時点で人数の上限は公表されていません。

気候とベストシーズン

亜熱帯で年中温暖、気温は16〜24℃、海水温は18〜26℃(12〜3月が最も暖かい)。乾季は1〜3月ですが、雨はどの季節にも降り、天気が変わりやすいので防水の上着が要ります(Chile Travel)。チリ気象局のマタベリ観測所の年間降水量の平年値は1,129.8mmで、2026年は11月2日時点で平年より15%少なめです。日差しが強く、オロンゴの崖の上やラノ・ララクには日陰がありません。

予約のしかた

① 現地ツアー(認定ガイドつき)

主要な遺跡はガイドなしで入れないので、半日・1日のツアーを島に着く前に押さえておくと動きやすいです。公園の入場券が含まれるかを確かめてください。

現地ツアーを予約サイトで探す

② 航空券(日本〜サンティアゴ〜イースター島)

国際線とサンティアゴ〜島の区間を別に取る場合、島の区間は本人名義の往復で、帰りが30日以内であることが入島の条件です。

航空券を予約サイトで探す

③ ホテル(ハンガ・ロア)

宿は町のハンガ・ロアに集まります。入島の条件になる「SERNATUR 登録の宿」かどうかを予約前に確かめ、予約確認書に住所が入っていることを確認してください。

ホテルを予約サイトで探す

④ 日本発の添乗員付きツアー

手続きが多い行き先なので、ガラパゴスやマチュピチュと組み合わせた添乗員付きツアーも多くあります。目利き旅の中南米ツアー比較で、日数と予算から比べられます(チリ単独のページはありません、2026年11月確認)。

行く前に必ず確認すること

  • 外務省の危険情報。チリは全土がレベル1「十分注意してください」(2025年4月21日付)で、イースター島にも個別のレベルはありません。サンティアゴでは置き引き・スリ・ひったくりが多く、空港では違法タクシーの料金詐欺があるので空港内のタクシーカウンターを使うよう案内されています。出発前に外務省 海外安全ホームページで最新の情報を確認してください。
  • FUI と書類。FUI の登録控え、往復航空券、宿の予約確認書を印刷か画面で用意し、サンティアゴの空港で見せられるようにしてください。
  • 公園券と身分証。チリでは旅券か身分証の携帯が義務で、公園の各入口でも提示します。
  • 現金と物価。島の食料の多くは本土からの輸送で、物価は本土より高めです。カードは使えますが、小さな店やタクシーのためにペソの現金も用意してください。
  • 火と遺跡。火気は禁止、モアイとアフには触れない、トレイルを外れない。違反は罰金と退去の対象です。

出典

トップの写真:Javier Ramos Pinochet / Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)

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