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「沸騰する水」なのに冷たい、流れない滝|メキシコ・オアハカの石の滝イエルベ・エル・アグア

このページには旅行会社・予約サイトの公式ページへのリンクがあります。

メキシコの山の上に、凍りついたまま止まっている「滝」がある。触ると、石。

  • 場所はメキシコ南部、オアハカ州。オアハカ市から東へ約70km。
  • 名前は「イエルベ・エル・アグア(Hierve el Agua)」。スペイン語で「水が沸騰している」という意味。
  • でも、水は冷たい。崖の上の天然プールで泳げる。
目次

ここがありえない|滝なのに、流れていない

崖の斜面に、白い滝が2本かかっています。遠くから見ると、まさに滝。ところが近づくと、水は落ちていません。滝の形のまま、岩になっているのです。

メキシコの気象・自然情報サイト Meteored の記事によると、高さは大きいほうが約30m、小さいほうが約12m。現地では「石化した滝(cascadas petrificadas)」と呼ばれています(Meteored México、2025年8月)。

現地ではどう説明されているか

なぜ「石の滝」になったのか

山から湧き出る水に、炭酸カルシウムなどの鉱物がたっぷり溶けています。その水が崖を伝って流れ落ちるうちに、鉱物が少しずつ積もって固まり、何千年もかけて滝の形の岩ができました(La Silla Rota、2026年4月、Meteored México)。鍾乳洞の石が、屋外の崖で育ったようなものです。

「沸騰する水」なのに冷たい理由

地面の穴から、ガスに押し上げられて泡がぽこぽこと湧き出します。それが煮えたぎっているように見えるので、この名前が付きました。水そのものは冷たいと、現地メディアは書いています(La Silla Rota)。

ハートの泉の言い伝え

遊歩道の途中に、ハートの形をした湧き水「オホ・デ・アグア(Ojo de Agua)」があります。コインを投げて真ん中に入ると恋人が見つかる、という言い伝えが紹介されています(Infobae、2026年6月)。

日本人ならこう楽しむ(編集部の提案)

  • 朝いちばんに着く。混むのは10時半〜14時ごろ。10時前に着くのがすすめられています(Infobae)。崖の上のプールを、ほぼ貸し切りで眺められる時間帯です。
  • 水着は服の下に着ていく。崖の上の天然プールで泳げます。日焼け止めを塗ったままプールに入るのは禁止なので、泳ぐ前は塗らず、上がってから塗る(La Silla Rota)。
  • 遊歩道を先に歩いて、最後に泳ぐ。1周およそ1時間。現地の案内でも、散策のあとにプールに入る順番がすすめられています。
  • 帰りにタラユダを食べる。オアハカ名物の大きなパリパリのトルティーヤ。現地の屋台で約50ペソ(Infobae)。
  • 近くのミトラ遺跡、樹齢2,000年以上といわれるトゥーレの木、メスカルの蒸留所とセットで回るのが定番の1日コースです。

度胸メーター・費用・日数の目安(編集部の目安)

度胸★★☆☆☆ 崖の上で泳ぐ高さはあるが、プールは崖の内側。山道の乗合車がいちばんの度胸試し
入場料1人70ペソ(道路の通行料20ペソ+公園の入場料50ペソ)。駐車場は約150ペソ(La Silla Rota、2026年4月)
開いている時間情報源で違う。毎日9〜17時とする記事(Infobae、2026年6月)と、7時〜とする情報がある。行く前日に現地で確認
所要時間オアハカ市から往復と見学で6〜8時間。現地に最低3時間(La Silla Rota)
支払い現金だけ。現地にもミトラの沿道にもATMがない(Infobae)
いい季節10月〜4月。聖週間、7月のゲラゲッツァ祭り、連休は混む(Infobae)

ここに行くには

① ツアーで行く

オアハカに泊まる添乗員付きのメキシコのツアーは、目利き旅のメキシコツアー比較ガイドで、日数と予算から比べられます。イエルベ・エル・アグアに寄るかどうかは、ツアーごとに行程が違うので、各社の公式ページで確認してください。

② 自分で行く

  • 飛行機:日本からメキシコシティへ行き、国内線でオアハカへ乗り継ぐのが一般的です。
  • オアハカ市から現地へ:市内のスタジアム(エドゥアルド・バスコンセロス)近くから、緑色の「ミトラ」行きバスで約1時間(20〜25ペソ)。ミトラから乗合のピックアップトラックで未舗装の山道を約45分(75ペソ。12人集まると出発)。途中の村で通行料15〜20ペソ。片道合計110〜120ペソほど(Infobae)。
  • 現地ツアーに参加する:オアハカ市発で、イエルベ・エル・アグア、ミトラ遺跡、トゥーレの木、メスカルの蒸留所を1日(約10時間)で回るツアーが、KKdayなどの予約サイトに出ています。

③ 予算と日数の例

メキシコシティに着いてからオアハカで2泊すると、イエルベ・エル・アグアの日帰りに1日使えます。日本からの往復を入れると、最低でも6〜7日は見ておきたいところです(編集部の目安)。

行く前に必ず確認すること

  • この場所は、管理する村どうしの対立で、予告なく閉鎖されたことがあると報じられています。行く前日に、オアハカ市内の旅行会社などで開いているかを確かめるようすすめられています(Infobae)。
  • コロナ禍では約1年7か月閉鎖され、地元の住民の判断で再開しました(Webcams de México)。
  • 治安の情報は、出発前に外務省 海外安全ホームページでオアハカ州の最新情報を確認してください。
  • 山道は曲がりくねっています。乗り物酔いしやすい人は酔い止めを(Infobae)。

友達に話したくなる一言

「メキシコに、名前は“沸騰する水”なのに水は冷たくて、滝なのに流れていない場所がある。しかも崖の上で泳げる」

出典

(2026年10月25日に確認した情報です。入場料・時間・交通は変わることがあります。)

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