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イグアスの滝 行き方・入園料・ブラジル側とアルゼンチン側の違い【2026年】

イグアスの滝の悪魔の喉笛

イグアスの滝は、ブラジル側とアルゼンチン側の両方から見られ、個人でも回れます。ブラジル側(フォス・ド・イグアス)は入園料134レアルで滝の全景を遊歩道から見下ろし、アルゼンチン側(プエルト・イグアス)は入園料6万ペソで「悪魔の喉笛」の真上まで歩きます。日本からはサンパウロ経由かブエノスアイレス経由で、空港から公園まで市バスが走っています。2026年はエルニーニョで秋に大増水があり、ブラジル側の遊歩道は10月に3週間閉鎖、アルゼンチン側の悪魔の喉笛の遊歩道は8月から床板を外したまま再開日が決まっていません(11月2日時点)。この記事では、両側の料金・時間・行き方・国境越えと、増水で何が閉まるかを、両国の公園公式サイトと現地報道で整理します。

  • ブラジル側は半日、アルゼンチン側は1日。ブラジル側は園内バスと約1kmの遊歩道で全景、アルゼンチン側は上・下の回路と列車で滝の上を歩く。両方見るなら2泊が目安です。
  • 料金はブラジル134レアル、アルゼンチン6万ペソ。ブラジル側は日付と時間帯を決めてオンラインで買います。アルゼンチン側は2日目が半額になる決まりがあります。
  • 増水で閉まる場所がある。2026年10月26日には平均の約11倍の流量を記録し、ブラジル側の遊歩道が10月11日〜31日に閉鎖。アルゼンチン側の悪魔の喉笛は8月3日から遊歩道を撤去中です。
  • 国境越えは時間がかかる。アルゼンチン側だけが出入国審査をし、待ち時間が3時間を超えることがあります(2025〜2026年の報道)。
目次

ブラジル側とアルゼンチン側、何が違うか

ブラジル側から見たイグアスの滝の滝壁
ブラジル側の遊歩道から見る滝壁(写真:PIXTA)
ブラジル側(Parque Nacional do Iguaçu)アルゼンチン側(Parque Nacional Iguazú)
拠点の町フォス・ド・イグアス(空港 IGU)プエルト・イグアス(空港 IGR)
見え方対岸から全景。遊歩道の先端で悪魔の喉笛を正面に滝の上と下を歩く。悪魔の喉笛の真上の展望台
入園料(外国人)134レアル(2025年12月19日から)60,000ペソ(2026年6月1日から)
開園月〜金 9〜16時、土日 8時30分〜16時(入園)8〜18時、入園は16時まで
所要半日1日
園内の足パノラマバス(入園料に含む)エコロジカル列車(入園料に含む)
ボートマクコ・サファリ 384レアルグラン・アベントゥーラ 100,000ペソ

ブラジル側:入園料・買い方・回り方

  • 料金。メルコスール外の外国人は134レアル、ブラジル人とメルコスール国籍は121レアル、近隣住民は26レアル(2025年12月19日改定、H2FOZ)。連邦の公園なので学生などの半額制度はありません。子どもの料金区分は公式ページに記載がなく、購入画面で確認してください。
  • オンラインだけ。チケットは公式サイト(tickets.cataratasdoiguacu.com.br)で日付と入園時間帯を指定して買います。スマホの画面提示でよく、印刷は不要。決済に失敗したときだけビジターセンターの窓口で買えます(公園公式)。
  • 入園料に含まれるもの。ビジターセンターから遊歩道の起点までの園内バス(往復約12km)、約1kmの「滝の遊歩道」、エレベーター、展望台。自転車道(11.6km)を走る貸自転車もあります。
  • ボートで滝つぼへ。マクコ・サファリは大人384レアル、7〜11歳は半額、6歳以下無料。所要約2時間(うち航行25〜30分)、20分おきに出て予約は不要。入園料は別です(公式サイト)。
  • 新しい入口。運営会社のウルビアは2026年10月15日、セウ・アズル市側に新しい拠点「ポロ・リオ・アズル」を開きました(公式ブログ)。滝を見るなら従来のフォス・ド・イグアス側の入口で変わりません。

アルゼンチン側:入園料・列車・悪魔の喉笛

  • 料金。外国人は60,000ペソ、アルゼンチン在住者25,000ペソ、ミシオネス州民8,000ペソ、6歳未満は無料(国立公園局 決議132/2026、2026年6月1日から。公式料金表)。ブラジル人もパラグアイ人も「外国人」で、メルコスール料金はありません。旧料金45,000ペソから33%の値上げでした(H2FOZ)。駐車場は乗用車12,500ペソ。
  • 2日目は半額。初回入園から72時間以内の再入園は50%引きが続いています(Los Andes、2026年5月)。手続きは入口で前日のチケットを見せる方式ですが、公式ページに詳しい記載がないので窓口で確認してください。
  • 時間。年中無休8〜18時。入園は16時まで、各回路への入場は15時45分まで。エコロジカル列車は8時20分始発、悪魔の喉笛駅行きの最終は15時30分、戻りの最終は17時30分。30分間隔、繁忙期は15分間隔です(公式)。
  • 悪魔の喉笛の遊歩道は、いま歩けない。約1,100mの遊歩道は2022年と2023年の増水で流され、2024年7月に再開。2026年7月22日の増水(ピーク毎秒10,100m³)で閉鎖して27日に再開したあと、エルニーニョによる9〜10月の大増水の予測を受けて8月3日から床板と手すりを予防的に撤去しました。10月13日時点で再設置には安全確認後に少なくとも60日かかるとされ、11月2日時点で再開の報道はありません(La Voz de Cataratas、Fracrán)。上の回路・下の回路・マクコの小道は開いています。
  • ボート。グラン・アベントゥーラは100,000ペソ、約2時間。妊婦と12歳未満は乗れず、岩場と300mの階段を自力で上り下りできることが条件です(イグアス・ジャングル公式)。
  • 満月の夜のツアー。満月の前後5日ほど、19時45分・20時30分・21時15分の3回、大人95,000ペソ、6〜12歳47,500ペソ。列車で上の回路の展望台まで歩く約2時間30分で、公式サイトでの事前購入が必要。悪天候なら1時間前までに中止の連絡があり、振替か返金です(公式)。2026年は満月が13回あります。

行き方

① 日本から:サンパウロ経由かブエノスアイレス経由

日本から南米への直行便はなく、北米か中東・欧州で乗り継いでサンパウロ(GRU)かブエノスアイレス(EZE)へ。サンパウロからフォス・ド・イグアスへはラタム航空がグアルーリョス空港から週28便、約1時間50分(ラタム公式)。アズール航空は2025年10月26日からコンゴーニャス空港から1日2便の直行を飛ばしています(パラナ州観光局)。ブエノスアイレスからプエルト・イグアスへはアルゼンチン航空、フライボンディ、ジェットスマートが運航しています(便数は各社の公式サイトで確認してください)。ブラジル側に入ってアルゼンチン側へ日帰りするのが、航空券の選択肢が多くて組みやすい形です。

② フォス・ド・イグアスの町から公園へ:市バス120番

公園の入口はBR-469号線の18km地点。市バス120番「Parque Nacional」が市内のバスターミナル(TTU)から空港を経由して公園まで走り、運賃は5レアルです(2024年5月の市条例。2026年8月に6レアルへの値上げ案が出ています、H2FOZ)。所要と間隔は公的な案内がなく、現地で確かめてください。タクシーや配車アプリも使えます。

③ プエルト・イグアスの町から公園へ:リオ・ウルグアイ社のバス

バスターミナルから公園入口まで、リオ・ウルグアイ社のバスが30分おきに出ています。運賃は2026年7月の市議会条例で12,000ペソになりました(Radio Cataratas)。ターミナルの窓口か車内で買え、SUBEカードは要りません。公園発の最終は17時ごろなので、閉園まで居ると乗り遅れます。

④ 国境越え:タンクレド・ネベス橋

フォス・ド・イグアスとプエルト・イグアスはイグアス川にかかる橋で結ばれ、国際バス(運賃12,000ペソから、7〜18時にほぼ毎時、所要約40分)かタクシーで渡ります。出入国審査をするのはアルゼンチン側だけで、審査ブースは出入りそれぞれ36あっても5〜6しか動いていないことがあり、待ち時間が3時間を超えると地元の観光業者が改善を求めています(La Nación 2025年7月、Misiones Online 2026年6月)。パスポートの原本を持ち、朝早く渡るのが基本です。バスの乗客も降りてスタンプを受けます。

増水と渇水:いつ何が閉まるか

イグアス川の平均流量は毎秒150万リットル。ブラジル側の運営規程では、流量が上昇傾向で毎秒850万リットルを超えると遊歩道を予防閉鎖し、900万〜1,200万リットルで手すりの格子を外し、850万リットル以下に下がって技術者が承認すると再開します(Jornal do Comércio、2026年10月)。2026年は7月、9月11〜15日、10月11〜31日に閉鎖があり、10月26日未明には平均の約11倍の毎秒1,770万リットルを記録しました(公園公式ブログ)。閉鎖中も公園は開いていて、滝の遊歩道の大部分と主要な展望台は見られます。

逆に2024年11月には少雨で流量が大きく減り、滝が細くなりました(Diário do Grande ABC)。一般に雨の多い時期は水量が多く迫力があり、乾いた時期は水が澄んで虹が出やすいと言われますが、月別の流量統計は公的機関から見つかりませんでした。行く直前に公園公式ブログの流量の告知を見るのが確実です。

どれくらい混むか

ブラジル側は2025年に2,020,359人が来園し2019年以来の最多、2026年は上半期で1,064,767人、7月は263,150人で月間の過去最多でした(パラナ州政府、Brasilturis)。上半期の国籍別ではブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、米国、ドイツの順です。アルゼンチン側は2025年に1,532,230人、2026年は8月29日に100万人目を迎えました(Misiones Online、Canal 12)。ブラジルとアルゼンチンの冬休み(7月)と年末年始が最も混みます。

日程の組み方(編集部の目安)

1日目の午後にフォス・ド・イグアスに着いてブラジル側(半日)、2日目にアルゼンチン側(1日)、3日目に移動、が最短です。悪魔の喝笛の遊歩道が閉まっている間は、アルゼンチン側は上の回路と下の回路、ボートで組み立てます。日本からは往復の移動だけで3日かかるので、全体では最短6〜7日。サンパウロやリオ、レンソイス・マラニャンセスと組み合わせる人は10日以上を見ておくとよいでしょう。

予約のしかた

① 現地ツアー(フォス・ド・イグアス発、プエルト・イグアス発)

国境越えと公園の送迎をまとめた「アルゼンチン側1日」「ブラジル側半日+鳥公園」の乗合ツアーが多く出ています。国境の待ち時間を自分で読む必要がないのが利点です。入園料が含まれるかを確かめてください。

現地ツアーを予約サイトで探す

② 航空券(日本〜サンパウロ/ブエノスアイレス〜イグアス)

国際線と南米内の区間を別々に買うと安いことがあります。米国で乗り継ぐならESTAが要ります。

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③ ホテル(フォス・ド・イグアス・プエルト・イグアス)

ブラジル側は空港と公園の間の幹線道路沿いにホテルが集まり、アルゼンチン側はプエルト・イグアスの中心部に中小の宿が多くあります。公園の中にも両側に1軒ずつホテルがあり、開園前の滝を見られます。

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④ 日本発の添乗員付きツアー

イグアスの滝は、マチュピチュやリオと組み合わせた南米周遊の添乗員付きツアーに入ることが多い行き先です。目利き旅の中南米ツアー比較では、ペルーの周遊ツアーの行程にイグアスを含むものを日数と予算から比べられます(2026年11月確認。ブラジル・アルゼンチン単独のページはありません)。

行く前に必ず確認すること

  • 外務省の危険情報。ブラジル(2026年2月20日更新)はパラナ州では大クリチバ圏だけがレベル1で、フォス・ド・イグアスはレベル指定の対象外。ただし「パラナ州はパラグアイ国境からの麻薬・銃器の密輸ルートになっている」と書かれています。アルゼンチン(2025年9月8日更新)はミシオネス州にレベル指定がありません。出発前に外務省 海外安全ホームページで最新の情報を確認してください。
  • 遊歩道の開閉。ブラジル側は公園公式ブログ、アルゼンチン側は公園公式サイトと現地報道で、悪魔の喉笛の遊歩道と各回路が開いているかを出発の数日前に確かめてください。
  • パスポートと国境。日帰りで国境を越えるときもパスポートの原本が要ります。アルゼンチン側の審査に数時間かかる前提で、朝早く動いてください。
  • 支払い。ブラジル側の入園券はオンライン決済のみ。アルゼンチンはペソの現金とカードの両方を持つと安心です。
  • 黄熱のワクチン。ブラジルの一部地域は黄熱の予防接種が推奨されています。接種の要否は厚生労働省検疫所 FORTHで確認してください。
  • ハナグマに餌をやらない。両側の公園に野生のハナグマが多く、食べ物を見せるとかまれます。

出典

トップの写真:Martin St-Amant (S23678) / Wikimedia Commons(CC BY 3.0)

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