MENU

チチェン・イッツァ 行き方・入場料・ツアー|カンクンから個人で行く【2026年】

チチェン・イッツァのエル・カスティージョ(ククルカンの神殿)

チチェン・イッツァは、カンクンから日帰りで個人でも行けます。入場料は外国人大人697ペソ(連邦分105+ユカタン州分592)で、2026年3月から1つの窓口で1回払いになりました。行き方はADOバス(日曜の直行便は約2時間45分)、マヤ鉄道(カンクン空港駅から約2時間)、レンタカー(有料道路で約2時間)、現地ツアーの4つ。2026年は入口が新しいビジターセンター「カトビ」に一本化され、物売りとの対立で5月に13日間閉鎖されるなど、現地の事情が大きく動いた年です。この記事では、料金・時間・行き方・決まりを、INAH(国立人類学歴史研究所)の発表とユカタン州の報道で整理します。

  • 入場料は697ペソ、現地の窓口で買う。INAH分105ペソとユカタン州分592ペソの合計。2026年3月27日から「ボレト・ウニコ」で1回払いになりました。公式のオンライン販売は確認できません。日曜無料はメキシコ人と在住者だけで、旅行者は対象外です。
  • 開園8時〜17時、最終入場16時。朝一番に入ると、暑さと団体客を避けられます。入口は2026年6月1日からビジターセンター「カトビ」だけです。
  • ピラミッドには登れない。エル・カスティージョを含む建造物への登頂は禁止で、2025年には違反者の事件を受けて柵が約15m後退しました。ドローンも禁止です。
  • 春分・秋分は特別態勢。北側階段に蛇の影が現れる「ククルカンの降臨」の日は、2026年春分に3日間で24,791人が来ました。三脚・交換レンズ・大きなバッグが持ち込めず、午後の入場も早く締め切られます。
目次

入場料と開園時間(2026年)

区分料金(ペソ)内訳
外国人697INAH 105 + ユカタン州 592
メキシコ人・在住者310INAH 105 + 州 205
ユカタン州民105州分は2026年から全額免除
非商用のビデオ撮影許可63INAH
駐車場(乗用車)1242026年5月1日から

INAHの公式ページの表示は外国人697ペソです(2026年11月2日確認)。2026年1月の値上げ時点では676ペソと報じられ、その後3月以降の報道と公式ページでは697ペソになっています。州分の改定の経緯は確認できませんでしたが、記事では公式ページの額を採用しています(Diario de Yucatán、Por Esto!、INAH)。

開園は毎日8時〜17時、最終入場は16時で、16時30分から退場が始まります。チケットはビジターセンター「カトビ」の窓口で買います。INAH・州政府・州税務庁による公式のオンライン販売は見つかりませんでした。第三者サイトの「入場券つきチケット」は手数料が上乗せされているので、金額をよく見てください。

2026年に何が変わったか:入口の一本化と13日間の閉鎖

INAHは2026年3月27日、遺跡の手前に窓口・駐車場・構内の送迎・商業エリア・職人市場をまとめたビジターセンター「カトビ(Catvi)」を開き、遺跡の中で商売をしてきた職人や物売りに移転を求めました。多くが拒み、5月19日には抗議側が遺跡を占拠して無料開放し、政府は「保守点検」として閉鎖。13日間の閉鎖のあと、INAH・州政府・職人の合意(職人は2025年2月の名簿に基づく現在の場所を維持、新規の物売りは入れない)で6月1日に再開しました(INAH コミュニケ 2026年5月24日・ボレティン227、Diario de Yucatán)。

再開後、入口はカトビだけになりました。カトビから遺跡までの道で暑さに体調を崩す人が出たことをINAHも認め、通路に屋根をつけるなどの改善を進めるとしています(Diario de Yucatán、2026年7月)。水と帽子は必ず持ってください。

この混乱で、2026年1〜8月の来訪者は約134万人と前年より13.4%減り、外国人は25.8%減りました。5月には2020年以来初めて、来訪者数でテオティワカンに首位を譲っています(INAHの統計を伝える Por Esto!・Posta)。逆に言えば、いまは例年より空いている時期です。

カンクンからの行き方

① ADOバス(安くて確実、ただし直行は日曜だけ)

カンクン中心部のADOターミナル(トゥルム通りとウシュマル通りの角、空港から約20分)から、遺跡の旧入口パラドール行きの直行便が日曜に出ています。所要約2時間45分、片道496ペソから(季節と購入時期で変動、ADO国際サイト)。平日はバジャドリッド行きの便に乗り、バジャドリッドで乗り換えるか乗合ワゴンで約40km走ります。報道では「1〜2時間おき、所要3〜4時間」とされています(Posta、2026年3月)。オンライン購入で割引が出ることがあります。

② マヤ鉄道(カンクン空港駅から約2時間)

マヤ鉄道には「チチェン・イッツァ」駅があります。カンクン空港駅からの所要は2時間〜2時間15分で、2026年3月の報道では外国人向けのツーリスタ席が619.50ペソ、プレミア席の割引運賃が502ペソでした(Posta がマヤ鉄道公式を引用)。出発は8時・9時30分・11時50分など。チケットは公式予約サイト、アプリ、駅の窓口で買えます。駅から遺跡入口までの移動手段と料金は公的な案内が見つからなかったので、駅で確かめてください。

③ レンタカー(有料道路で約2時間)

連邦有料道路180Dを西へ約200km、約2時間。料金所はシュカンとピステの2か所で、2026年4月の改定後、バジャドリッド〜カンクン間の乗用車は427ペソです(Diario de Yucatán)。無料道路(バジャドリッド経由ピステ)も使えますが、時間は長くなります。駐車場は124ペソ(2026年5月から)。遺跡はピステの町から2kmです(INAH)。

④ 現地ツアー(セノーテとバジャドリッドを組み合わせる)

カンクン発の乗合ツアーは、チチェン・イッツァにセノーテ(イキルやチチカン)とバジャドリッドの町を組み合わせて12〜13時間で回るのが定番で、ピックアップは朝5〜8時。表示価格は20〜60ドル台が多いのですが、遺跡の入場料(州分約756ペソと表示する商品が多い)が現地払いで別になっているものがほとんどです。日本語ガイドつきは少なく、VELTRAに数本あります。ツアーの選び方はセノーテツアーの記事にまとめています。

春分・秋分の「ククルカンの降臨」

春分と秋分の午後、エル・カスティージョの北側階段の欄干に7つの光の三角形が並び、蛇が降りてくるように見えます。2026年の春分は3月20〜22日に特別態勢が敷かれ、3日間で24,791人が来ました。秋分は9月20〜21日の2日間で約7,000人、影は21日の15時51分に現れました(INAH ボレティン105、La Jornada Maya)。

  • 時間が変わる。春分初日は9時開園、窓口と入場は16時締切、退場17時30分。球戯場や天文台などは15時30分で最終入場でした。
  • 持ち込めない物が増える。三脚、交換レンズ、可燃物、たばこ・電子たばこ、仮装、旗や幕、酒、刃物。入口で手荷物検査があります。プロ用機材はINAHの事前許可が要ります。
  • 夜のショーは休止中。光と音のショー「ノチェス・デ・ククルカン」は通常は水〜日曜開催、2026年の料金は合計1,163ペソですが、2026年10月から投影機材の保守で一時休止しています。再開日は州の文化局(Cultur)の発表で確かめてください(Desde el Balcón、2026年10月7日)。

遺跡の中の決まり

  • 登頂禁止。INAHは建造物への登頂を認めていません(2025年3月20日プレスリリース)。2000年代後半から続く決まりで、2025年4月に外国人が登った事件のあと柵が約15m後退しました。違反には連邦記念物法に基づく罰金があります。
  • ドローン禁止。遺跡の中も周辺も、INAHの特別許可なしには飛ばせません。
  • バッグの規制が入ることがある。2026年4月にはテオティワカンでの銃撃事件を受け、リュックの持ち込みが一時禁止されました(Diario de Yucatán、2026年4月21日)。小さなバッグで行くのが無難です。
  • 物売りは「現在の場所」に残る。6月の合意で、職人は遺跡の中の現在の場所に残り、新規は入れません。声をかけられても断ってかまいません。

日程の組み方(編集部の目安)

カンクン発の日帰りなら、朝7時までに出て開園直後に入り、昼前に遺跡を出てセノーテで泳ぎ、バジャドリッドで昼食をとって夕方に戻るのが暑さを避ける流れです。1泊できるなら、バジャドリッドに泊まって翌朝8時に入るのが一番空いています。カンクンの先のラス・コロラダスやバカラル湖と組み合わせるなら、レンタカーが便利です。年末年始の混み方はカンクンの年末年始の記事を参考にしてください。

予約のしかた

① 現地ツアー(カンクン発)

送迎・ガイド・セノーテ込みで手配の手間がありません。予約前に「遺跡の入場料が含まれているか」を確かめてください。

現地ツアーを予約サイトで探す

② 航空券(日本〜カンクン)

カンクンへの直行便はなく、メキシコシティか米国・カナダの都市で乗り継ぎます。安い時期と相場はメキシコ航空券の記事にまとめています。

航空券を予約サイトで探す

③ ホテル(カンクン・バジャドリッド)

日帰りならカンクンのホテルゾーン、朝一番を狙うならバジャドリッドの中心部に泊まると楽です。

ホテルを予約サイトで探す

④ 日本発の添乗員付きツアー

メキシコの添乗員付きツアーの多くはチチェン・イッツァを行程に入れています。目利き旅のメキシコツアー比較ページで、日数と予算から比べられます。

行く前に必ず確認すること

  • 外務省の危険情報。カンクンのあるキンタナ・ロー州はレベル1「十分注意してください」。チチェン・イッツァのあるユカタン州は、2026年4月8日付の危険情報でレベル指定の対象に挙がっていません。出発前に外務省 海外安全ホームページで最新の情報を確認してください。
  • 閉鎖と入口の情報。2026年は物売りとの対立で13日間閉まりました。出発前にINAHの発表とユカタンの報道で、開いているか、入口がカトビのままかを確かめてください。
  • 現金。入場料は現地の窓口払いです。カードが使えるかは公的な案内が見つかりませんでした。ペソの現金を用意してください。
  • 暑さ。入口から遺跡まで歩き、遺跡の中に日陰はほとんどありません。水・帽子・日焼け止めは必須です。
  • ハリケーンの季節。6〜11月はハリケーンの季節で、特に9〜10月は注意が要ります。

出典

トップの写真:Daniel Schwen / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次