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カンクン・トゥルム発、セノーテのツアーの選び方|料金表・ダイビングの資格・行き方

洞窟の中の澄んだ青い水のセノーテで、シュノーケルをする人

セノーテのツアーは「何をしたいか」で選ぶと迷いません。遺跡もセノーテも見たいならチチェン・イッツァとイキルの日帰り、泳きたいならトゥルム周辺のシュノーケル、潜りたいならダイビングの資格を確かめてから店を選びます。料金・所要時間・行き方を、現地の報道と予約サイトの掲載で整理しました。

  • 初めてなら。カンクン発の「チチェン・イッツァ遺跡+セノーテ」の日帰りが無難です。VELTRAでは英語ガイドで9,052円、日本語ガイドで11,458円、入場料込みの例があります(2026年10月確認)。
  • 泳ぐのが目的なら。トゥルム周辺のセノーテ巡りやシュノーケルを。予約サイトの料金はおよそ99〜159米ドルです(Civitatis、2026年10月確認)。
  • 潜るなら資格を先に確認。ドス・オホスはオープンウォーター以上、エル・ピットとアンヘリータはアドバンスド以上を求めるダイビング店の例があります。資格がない人はシュノーケルを選んでください。
  • 現金のペソと、日焼け止めなしで。カードが使えないセノーテがあり、ふつうの日焼け止めは多くのセノーテで禁止です(Por Esto!、2026年3月)。
目次

ツアーの種類と選び方

セノーテはユカタン半島の地面に空いた穴の底の泉です。成り立ちや代表的な場所はセノーテの記事で紹介しています。ツアーは大きく5つに分かれます。

チチェン・イッツァ遺跡+イキル

カンクン発の定番です。イキルはチチェン・イッツァから約3キロ、車で約10分の距離です(POSTA、2026年2月)。片道に時間がかかるので、丸一日がかりです。イキルの代わりに、サムラやシケケンなど別のセノーテに当日決まるツアーもあります。イキルに行きたい人は、申し込む前にセノーテの名前を確かめてください。ピンク色の湖ラス・コロラダスも一緒に回るツアーは、さらに長い一日になります。

トゥルム遺跡+セノーテ

海を見下ろすトゥルム遺跡と、近くのセノーテでの水泳を組み合わせます。トゥルム発なら半日、カンクン発なら8〜12時間です。海でのシュノーケルや、コバ遺跡を足すツアーもあります。

セノーテ巡り

遺跡に寄らず、3〜4か所のセノーテを回ります。ジップラインやカヤックを組み合わせるツアー、メリダ発でオムン村のセノーテを回るツアーがあります。泳ぐ時間を長く取りたい人向けです。

シュノーケル

資格は要りません。洞窟型のセノーテで、マスクをつけて水の中の岩や光を見ます。深いセノーテでは、泳げても救命胴衣が義務の所があります(Por Esto!、2026年3月)。

ダイビング

トゥルムの北のドス・オホス、同じ公園の中のエル・ピット、トゥルムの南のアンヘリータが代表です。資格の要否は下の「ダイビング」の章で説明します。

所要時間と料金の比較

予約サイトに出ていた料金の例です(1人分、2026年10月確認)。料金は日付や人数で変わります。「別払い」は現地で払う費用です。

ツアー(出発地)所要時間料金の例別払い・注意
チチェン・イッツァ+セノーテ(カンクン)10.5〜12時間VELTRA:英語ガイド9,052円、日本語ガイド11,458円入場料込み。昼食の飲み物は現地でペソ払い
トゥルム遺跡+アクマル+セノーテでシュノーケル(カンクン)8時間Civitatis:126.65米ドル(通常149ドル)海洋保全料35ドル(現金)、桟橋の税25ドル
トゥルム遺跡+セノーテ(トゥルム)4時間Civitatis:99ドルトゥルムの地方税520ペソ、自然保護区の料金230ペソ
トゥルム遺跡+コバ遺跡+セノーテ(カンクン)12時間Civitatis:92.65ドル〜/Klook:41.45ドル〜遺跡の入場料などは別。Civitatisは外国人大人42ドル、Klookは45ドル(カード払いのみ)と記載
セノーテ4か所巡り(カンクン)11時間Civitatis:159ドル〜ジップライン、カヤックなどの道具込み
セノーテ3か所巡り(プラヤ・デル・カルメン)7時間Civitatis:149ドル〜カサ・セノーテなど。入場料込み
オムンのセノーテ巡り(メリダ)10時間Civitatis:108.82ドル〜入場料・昼食込み
ドス・オホスでダイビング2本(トゥルム)4〜5時間Civitatis:174ドル〜15歳未満は不可。必要な資格の記載なし(要確認)

同じ「遺跡の入場料」でも、ツアーによって書いてある金額が違います。申し込む前に、何が料金に含まれ、何を現地で払うのかを予約ページで確かめてください(編集部の提案)。

ダイビング:場所と必要な資格

トゥルムのダイビング店の一つ、Scuba Tulumの案内(2026年10月確認)を例にまとめます。資格の条件は店によって違うので、必ず申し込む店で確かめてください。

場所深さ必要な資格(店の例)料金の例
ドス・オホスツアーは最大10メートルオープンウォーター以上。最後に潜ってから1年以内。15歳以上2本で125〜135ドル+入場料400ペソ(2025年1月17日以降600ペソと記載)
エル・ピット(ドス・オホスなどと組み合わせ)セノーテ全体で120メートル(Por Esto!、2021年2月)、121メートルとも(Norte Digital、2023年1月)アドバンスド・オープンウォーター+ディープのスペシャルティ以上130ドル〜+入場料600ペソ
アンヘリータ(カサ・セノーテと組み合わせ)ツアーは約30メートル、最大33メートルアドバンスド・オープンウォーター以上。最後に潜ってから1年以内160ドル〜+入場料(アンヘリータ400ペソ、カサ・セノーテ200ペソ)
  • エル・ピット。ドス・オホスと同じ、トゥルム北のハシント・パット村の土地にあります。水深約10メートルで真水と海水の境目、約20メートルから硫化水素のうすいもやが現れると紹介されています。40メートルより深くは潜らないよう勧めています(Norte Digital、2023年1月)。
  • アンヘリータ。トゥルムの南17キロ、フェリペ・カリージョ・プエルトへ向かう道沿いです。深さは約60メートル。約25メートル潜ると、真水と海水の境目の白い層が「水の中の川」のように見えます。深く潜れるのは経験のあるダイバーだけと説明されています(México Desconocido、2022年)。
  • 洞窟の奥は別の資格。多くのセノーテは平均の深さが11.5メートルで、オープンウォーターの資格で潜れます。一方、洞窟の奥まで行くには技術ダイビングの資格が欠かせない、と指導団体SSIは説明しています(SSI)。

日本語ガイドはいるか

  • 遺跡+セノーテの日帰りはあり。VELTRAのカンクンのページには、「日本語ガイド」「日本人ガイド確約」をうたうチチェン・イッツァとイキルのツアーが複数出ています(2026年10月確認)。ただ「日本語ガイドは各観光地でのみ」と書かれたツアーや、ガイドではなく「日本語スタッフ同行」のツアーもあります。移動中の説明まで日本語かどうかは、予約ページで確かめてください。
  • シュノーケルやセノーテ巡りは英語・スペイン語が中心。Civitatis、Klookに出ていたツアーのガイドは、スペイン語または英語でした(2026年10月確認)。
  • ダイビング。日本語で案内する店があるかは、この記事では確かめられませんでした(要確認)。器材の使い方や合図を英語で聞き取れるか不安な人は、日本語の対応を店に問い合わせてください。

自分で行く場合の行き方

ADOバス

  • カンクン→チチェン・イッツァ。カンクン中心部のADOターミナル(プラサ・カリベの近く)から直行便が1〜2時間おき。所要3〜4時間です(POSTA、2026年3月)。料金は報道に書かれていませんでした(要確認)。
  • カンクン空港→トゥルム。直行で約2.5時間、1人15〜25米ドル程度と案内されています(The Tulum Times、2026年10月)。

トレン・マヤ(鉄道)

  • カンクン空港駅→チチェン・イッツァ駅。約2時間15分。8時、9時30分、11時50分発、248〜310ペソと報じられています(POSTA、2026年3月9日)。別の記事では「335ペソから(地元向け料金)」(POSTA、2026年3月11日)。駅からイキルまでは車で10分足らずです(Tus Buenas Noticias、2025年8月)。
  • 外国人の運賃は要確認。2026年4月に運賃を最大30%下げ、外国人向けの高い運賃をなくしたとする報道があります(Riviera Maya News、2026年4月。英語)。一方、2026年10月の報道でも「国際(外国人)」の運賃が載っていて、たとえばプラヤ・デル・カルメン→トゥルムは246ペソです(Crónica、2026年10月)。買うときに公式の販売サイトで確かめてください。

レンタカー

カンクン→チチェン・イッツァは約200キロ、約2時間。有料道路180Dの通行料は往復100〜200ペソ、ガタリン代は往復500〜800ペソ、レンタカーは1日399ペソからと報じられています(POSTA、2026年3月)。ドス・オホスは、カンクンとトゥルムを結ぶ国道の124キロ地点です(Por Esto!、2021年2月)。いくつものセノーテを自分のペースで回れるのが利点です。暗くなる前に戻れる計画にしてください(編集部の提案)。

コレクティーボ(乗合のワゴン)

プラヤ・デル・カルメン〜トゥルムの国道307号を走ります。空港からは出ていません(The Tulum Times、2026年10月)。プラヤ・デル・カルメンでは2ノルテ通りと20番街の角から、満席になりしだい出発。トゥルムまで約50分、約40ペソと案内されています(rivieramaya.mx、2025年2月更新)。国道沿いのセノーテの入口で降ろしてもらう使い方ができます。入口から水辺までの距離はセノーテによって違うので、事前に地図で確かめてください(編集部の提案)。

バジャドリッドを拠点にする

町の中心から歩けるサシ(大人60ペソ、救命胴衣込み)、約6キロのスイトゥン(250ペソ)、ジトゥヌップのシケケンとサムラ(2か所で226ペソ)が近くにあります(Diario de Yucatán、2024年4月、2025年7月更新)。チチェン・イッツァ駅からバジャドリッドへのトレン・マヤは、地元向け料金で74ペソです(POSTA、2026年3月11日)。

入場料・現金・日焼け止めの決まり

場所外国人の入場料(出典)
チチェン・イッツァ遺跡697ペソ。2026年3月27日から、州と国の2回払いが1回の窓口にまとまりました(Diario de Yucatán、2026年3月)
トゥルム遺跡遺跡165ペソ+ハグアル公園100ペソ。園内の電動カートは20ペソ(Por Esto!、2026年7月)
イキル大人220ペソ(Mente Urbana、2026年4月更新)
スイトゥン大人250ペソ(Tus Buenas Noticias、2026年4月)
グラン・セノーテ(トゥルム)500ペソ(The Tulum Times、2026年10月。英語)
セノーテの相場100〜300ペソ以上(Por Esto!、2026年3月)。トゥルム近くの人気の所は150〜400ペソ、ユカタン州の村の共同経営の所は50〜200ペソ(Por Esto!、2026年3月3日)
  • 現金のペソを持つ。「すべてのセノーテにカードの端末や安定した電波があるわけではない」と地元紙は書いています。救命胴衣やロッカーは別料金のことがあります(Por Esto!、2026年3月)。逆に、遺跡の税を「カード払いのみ」と書くツアーもあります(Klook、2026年10月確認)。ペソの現金とカードの両方を持っていきましょう(編集部の提案)。
  • ふつうの日焼け止めは禁止。多くのセノーテで、ふつうの日焼け止め、虫よけ、体のクリームを付けて入ることは禁止です。使うなら生分解性のものを早めに塗ること、入る前にシャワーを浴びることが求められます(Por Esto!、2026年3月)。メキシコ国立自治大学(UNAM)の研究者は、クリームやシャンプーが水に入った瞬間から汚れになると話しています(adn40、2026年10月)。ラッシュガードと帽子で日焼けを防ぐのが確実です(編集部の提案)。
  • 朝8〜10時に着く。列や駐車場の混雑を避けられ、水も静かできれいなことが多いと地元紙は勧めています(Por Esto!、2026年3月)。

予約のしかた

① 予約サイトの現地ツアー

現地ツアーを予約サイトで探す

  • VELTRA。日本語ガイドのチチェン・イッツァ+イキルのツアーを探すならここ。料金は円で表示されます。
  • Civitatis。セノーテ巡り、トゥルム、オムン、ドス・オホスのダイビングまで種類が多いのが特徴です。
  • Klook。トゥルム・コバ・セノーテの日帰りなどが出ています。
  • ダイビングは店に直接。資格・最後に潜った日・年齢の条件を確かめ、資格の証明(Cカード)とログブックを持っていきましょう(編集部の提案)。

あわせて読みたい:チチェン・イッツァの行き方・入場料・ツアー(カンクンから個人で)

② 日程の組み方(編集部の目安)

カンクンに4泊するなら、1日をチチェン・イッツァとイキル、もう1日をトゥルム周辺のセノーテにあてると無理がありません。ダイビングは、飛行機に乗る前日を避けて日程を組んでください。さらに南のバカラル湖まで足をのばすなら、トゥルムかバカラルに1〜2泊足すと移動が楽になります。

③ 日本発の添乗員付きツアー

目利き旅の比較ページで、カンクンとチチェン・イッツァの両方を含むツアーは、6日間で1本(クラブツーリズムのおひとり参加限定、688,000円〜)、8日間で2本(クラブツーリズム、900,000円〜)でした(2026年10月確認)。ただし、ツアー名や主な宿泊地の欄に「セノーテ」「イキル」の記載はありませんでした。セノーテに寄るかどうかは、各ツアーの日程表で確かめてください。メキシコ全体のツアーはメキシコのページで比べられます。

行く前に必ず確認すること

  • 外務省の危険情報(2026年4月8日更新)では、キンタナ・ロー州(カンクン、トゥルムなど)は「レベル1:十分注意して下さい」です。カンクンでは麻薬をめぐる犯罪組織どうしの争いが散発しているほか、観光客へのタクシーやツアーの不当な請求にも注意が呼びかけられています。ユカタン州(チチェン・イッツァ、イキル、バジャドリッドなど)は、どのレベルにも挙がっていません(外務省 メキシコの危険情報)。
  • 事故の報道:2026年5月、トゥルム近くのカサ・セノーテで、すみついていたワニに年配の男性がかまれました(Por Esto!、2026年5月)。2026年10月には、プエルト・アベントゥラス近くのセノーテで、酒を飲んだ男性が夜に水に入っておぼれ、亡くなりました(Por Esto!、2026年10月)。2025年12月には、バジャドリッド近くのセノーテで観光客が心臓発作とみられる症状で亡くなっています(Por Esto!、2025年12月)。2025〜2026年に、セノーテのダイビングのツアーで客が亡くなった報道は見つかりませんでした(2026年10月、編集部調べ)。
  • 2026年4月、許可のないダイバーがドス・オホスと同じハシント・パット村のセノーテから立入禁止の水中遺跡「オヨ・ネグロ」に入り、人骨や化石を傷つけたと報じられ、国立人類学歴史研究所(INAH)が告発しました(Por Esto!、2026年4月)。ガイドの指示と「この先禁止」の表示には必ず従ってください。
  • 酒を飲んでから泳がない、暗くなってから水に入らない、救命胴衣が義務の所では必ず着る。料金・営業時間・決まりはセノーテごとに違うので、入口の表示と係の人の案内に従ってください。
  • 治安の情報は、出発前に外務省 海外安全ホームページで最新の情報を確認してください。

現地でのスマホの通信(日本のキャリアのローミングの対象国、旅行用eSIM、現地SIMの登録の決まり)は中南米旅行のスマホ通信の記事にまとめています。

出典

トップの写真:eugene_o / Wikimedia Commons(CC BY 2.0)

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